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水戸の新市民会館と芸術館の合同見学ツアー 大ホールの裏側にも

水戸市民会館のやぐら広場

水戸市民会館のやぐら広場

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 水戸市民会館(水戸市泉町)と水戸芸術館(五軒町)の合同見学ツアーが7月21日、行われた。

2000人を収容するグロービスホール

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 水戸市民会館が新たにオープンしたことを契機に開催した同ツアー。伊東豊雄さんが設計を手がけ、地下2階、地上4階の新たな市民会館として開館した同館は、県内最大となる2000人収容の大ホールを備え、国際会議やライブイベントなどを受け入れることもできる。

同館広報担当者は「水戸芸術館は1990(平成2)年に複合文化施設としてオープンして以来、地域の文化活動の拠点として愛されてきた」と話す。両施設と近接する水戸京成百貨店(泉町)は「MitoriO(ミトリオ)」として連携しており、同市のにぎわいづくりの拠点として地区全体の活性化を担っている。

 見学ツアーは、各施設のスタッフが見どころを案内しながら進行。スタート地点となった水戸市民会館のやぐら広場は、木製の柱や梁(はり)が特徴的に組み上げられており、市民だけでなく県外からも見物客が訪れるという。既に有名アーティストがライブを行ったグロービスホールの壁面に取り付けられた音響反射板は、水戸市の木にもなっている梅の花がモチーフ。参加者は実際に舞台上に上がり、写真を撮るなどして楽しんだ。その後、各フロアに設置されたパブリックスペースを見学し、4階の屋上庭園、屋上テラスを巡った。

 水戸芸術館では、館内のエントランスホールにあるパイプオルガンやACM劇場を見学した後、同館のシンボルであるタワーへ。ガラス張りのエレベーターで地上86メートルにある展望エリアへ上り、水戸の街を見下ろした。

 水戸市民会館運営事務局の馬渕聡子さんは「水戸市民会館はパブリックスペースを多く取っていて、市民の皆さんのサードプレイスとしての空間をモットーとしている。気軽に訪れていただき、人の輪が広がっていけば」と話す。

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