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水戸駅北口のオフィスビルに「常陸ノコーヒー」 リーブスコーヒー監修

ハンドドリップでコーヒーをいれるスタッフ

ハンドドリップでコーヒーをいれるスタッフ

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 水戸駅北口のオフィスビル「M-Work」(水戸市南町)1階に1月4日、「常陸ノコーヒー」がグランドオープンする。

「常陸ノコーヒー」のスタッフ

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 2018(平成30)年、水戸市中心市街地の活性化を目指す「水戸ど真ん中再生プロジェクト」が手がけるプロジェクトの一つとして、ファッション通販サイト「バイマ」を運営する「エニグモ」の須田将啓さんがM-Work社長に就き、運営が始まった同ビル。コロナ禍を経て、「水戸から世界へ発信できるコンテンツにしたい」という思いを受け、ひたちなか市在住のプロデューサー・関山大介さんがビルのブランディングを担当。2022年12月からリニューアルの準備を進め、昨年10月、テストオープンとして「常陸ノコーヒー」をスタート。

 飲食業だけでなく、焙煎(ばいせん)まで行うコーヒーロースターとして開業。フランチャイズではない、水戸発のコーヒーロースターにこだわった。独自のロースターとしてブランド化するため、コーヒー焙煎から抽出までを、東京・蔵前で行列の絶えない「リーブスコーヒー」店主の石井康雄さんに監修を依頼。スタッフ全員が研修を受け、そのノウハウを学んだ。豆は季節に合わせ世界各国から取り寄せ、浅いりにする。常時約5種のコーヒー豆をそろえ、イートインやテイクアウト、豆の販売も行う。店では常勤のコーヒー焙煎士が豆を焙煎し、コーヒーは注文を受けてからスタッフが一杯ずつハンドドリップでいれて提供する。

 「水戸から世界へ」というコンセプトに合わせ、カップは笠間市在住の陶芸家・セレンのあさんの笠間焼、トレーには城里町の加藤木工のオーダーメードトレーを用意。「とにかく茨城メードにこだわった」と関山さん。現在、商品開発も並行して行っており、大洗町にある江戸時代創業の梅専門店「吉田屋」に同社商品の梅シロップを使ったオリジナルメニューの開発も行っているという。

 関山さんは「日本を代表するコーヒーロースターとして海外への進出も視野に入れている。水戸から新しいブランドを発信していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~18時。

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