国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡大沼)みはらしの丘で4月18日、淡いブルーが特徴の花「ネモフィラ」が満開を迎えた。
ネモフィラは、北アメリカ原産の一年草で、和名を瑠璃唐草(るりからくさ)。同園では「インシグニスブルー」という品種を使っている。
植栽面積4.2ヘクタールに530万本が植えられている。同園広報担当者によると、見頃のピークは27日ごろまで続き、5月4日まで花数が比較的多い状態で楽しめる見込みという。
ネモフィラが咲く「みはらしの丘」は、公共工事の建設発生土を積み上げて造成した人口の丘。2002年からネモフィラの植栽が始まり、当初は約1.5ヘクタール、約200万本を試験的に植栽していた。徐々に植栽の規模を増やし、現在の青一面の世界が生まれたという。
園内では、淡いブルーにネモフィラクッキーを添えた「ネモフィラブルーソフト」に加え、秋田県の児玉冷菓とコラボしたソーダ味の「児玉冷菓のババヘラアイス ネモフィラ」、グラデーションが写真撮影にも合うという「ネモフィラブルーレモネード」などをそろえる。
3月には、ネモフィラをモチーフにした新マスコットキャラクター「ルリィ」と「アイシィ」が誕生した同園。グッズ販売も行う。
「あしかがフラワーパーク」との連携事業も展開しており、コラボ企画として「花めぐりスタンプラリー」を初開催するほか、4月1日には両施設の入園が可能な「前売り入園セット券」の販売も始めた。
同園では、公式ウェブサイトで混雑日や混雑時間帯を予想した「混雑予想」を公開。同園では、特に混雑が予想される土曜・日曜、ゴールデンウイーク期間や昼前後の時間帯を避けた来園、「みはらしの丘」だけではない園内利用を薦める。
開園時間は9時30分~17時。4月6日~5月6日の季節料金(350円)を合わせた入園料は、高校生以上=800円、65歳以上=560円、中学生以下無料。