「環境フェスティバル那珂2024」が6月8日・9日、那珂市中央公民館(那珂市福田)で開催された。
気候変動がもたらす影響を多くの人に知ってもらおうと、環境問題にまつわる講演会やワークショップを展開した同イベント。会場にはワークショップやクイズラリーなどの体験型ブースや飲食店など72団体のブースが並んだほか、地元のダンスチームやアーティストによるステージイベントが会場を盛り上げた。
水戸地方気象台のブースでは、身近な生活用品を使った実験装置で気候のメカニズムを学ぶワークショップを展開。雲を作る実験や、竜巻や液状化が起こる原理を学べる実験装置を用意し、子どもたちが夢中になる姿が見られた。
農薬を使わずに育てた植物から作られたエッセンシャルオイルを使って化粧品などを作るブースでは、親子連れがバスボム作りを体験。参加した母親は「作る工程も楽しいし、環境や体にも優しいと聞いて家でも作ってみたいと思った」と話す。
主催した「Peach Other(ピーチアザー)茨城」代表の一色真由美さんは「クイズラリーやワークショップを通してたくさんの方が気候変動について関心を持ってくれた。イベントをきっかけに、日常生活の中でも環境問題を意識する瞬間が増えたらうれしい」と話す。