デジタルスタジオ「studio46」(水戸市吉沢町)が6月22日、国道6号沿いにオープンした。
ステージ・音響・照明などの設備をそろえ、大型LEDビジョンを壁面の3面に設置
同スタジオは県内を中心としたイベントでプロジェクションマッピングなどを手がける横山電工(水戸市吉沢町)が運営。3階建て、延べ床面積470平方メートル、収容人数は最大約350人。ステージ・音響・照明などの設備をそろえ、大型LEDビジョンを壁面の3面に設置する。ステージ背面のビジョンのサイズは縦4メートル×横7メートル、両サイドは縦2.5メートル×横3.5メートル。8台のカメラを遠隔操作できるほか配信も可能で、動画コンテンツの撮影・配信スタジオ、大型ビジョンを活用したeスポーツイベント、地域の学生らの音楽練習スタジオ・ライブなどさまざまな用途に対応する。
当日は、オープニングイベントを開催。横山電工によるレーザーショーの後、いばらき大使の安達勇人さんが無料ライブを行った。開場後、大型ビジョンに客席の様子が映し出されると、開演を待つファンらが自分たちの映る様子に声を上げ笑顔を見せた。ライブはビジョンとMCで盛り上がりを見せた。
同社社長の横山角栄さんによると、安達さんとの出会いは昨年の水戸黄門まつり。同社の大型ウイング車のステージに安達さんが立ったことがきっかけで意気投合。こけら落としライブの話がまとまった。安達さんは今後、同スタジオを新たな活動拠点にするという。
横山さんは「コロナでコミュニティーが崩壊しデジタル化が進んだ。これからはデジタルをベースに人と人とが接するアナログな場を提供し、地域に根付いていくようなスタジオにしていきたい」と話す。「若手クリエイターやスタッフを育てていきたい」とも。夏には併設するカフェのオープンを予定する。