国営ひたち海浜公園(ひたちなか市馬渡大沼)で現在、約42万本のジニアの花が見頃を迎えている。
ジニアはキク科ヒャクニチソウ属で、メキシコを中心とした南北アメリカ原産の一年草。同園広報担当者によると、属名はドイツ人の植物学者ジンに由来し、和名の「百日草(ヒャクニチソウ)」は、開花期間が長く同じ株に次々と花を咲かせることから、「浦島草(ウラシマソウ)」「長久草(チョウキュウソウ)」などの別名があるという。
同園の「みはらしの里」で5色の「ロイヤルミックス」、42万本を植栽。同担当者は「『ロイヤルミックス』の草丈は80センチほど。花径は約10センチと存在感があり、赤・白・黄・桃・紫の夏空を彩るビビッドカラーが多いのが魅力」と話す。「今年の見頃のピークは8月2日~25日で、開花は10月上旬まで楽しめる」とも。
同園では、隣接する「みはらしの丘」でライムグリーンのコキアが生育中。現在40センチほどの高さとなっている。同担当者は「ジニアの背景には、古民家や生育中のコキア、8月中旬ころに見頃を迎える予想のヒマワリもあるので撮影のバリエーションも豊富」と話す。
開園時間は9時30分~18時(9月1日まで)。入園料は、高校生以上=450円、65歳以上=210円、中学生以下無料。