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水戸南高校で料理教室 常陸牛と県産牛乳使い、地産地消理解深める

完成したビーフストロガノフを持つ生徒

完成したビーフストロガノフを持つ生徒

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 茨城県立水戸南高校が10月9日、水戸南高校定時制生徒対象の料理教室を開いた。

班に分かれてそれぞれ調理を行った

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 茨城県内の事業者らと学校が連携して取り組む食育推進事業の一環。この日は水戸南高校定時制に在籍する生徒35人と教員15人が参加し、常陸牛と茨城県産牛乳を使ったビーフストロガノフとビシソワーズ(ポテトミルクスープ)を調理した。

 同校によると、同取り組みは食に関する知識や経験を有する地域の人材や食材を活用し、生徒に地域のよさを実感させ、地産地消についての理解を深めることが目的。定時制(夜間制)の生徒が夕食を共に作る活動を通して互いの個性を理解し、親睦を深める機会とする狙いもあるという。

 料理教室では、生徒たちが17時から約2時間かけて調理を行い全員で食事を楽しんだ。食材の牛肉と牛乳は茨城県牛乳普及協会から提供を受けた。

 講師を務めた中川クッキングスクール主宰者の中川一恵さんは「茨城県のおいしい食材を知ってもらい、特に成長期にカルシウムをしっかり摂取することの重要性を理解してもらえたら」と話す。

 2年生の入井胡音さんは「講師の話の中で初めて知ることもあった。なかなか家で料理をしないが、友達と調理ができて楽しかった」と笑顔を見せる。2年生の浅野正也さんは「学年を超えて生徒みんなで活動する機会は少ないので、楽しく、良い経験になった」と話す。1年生の浅野友那さんは「茨城県が生乳生産量全国第7位と初めて知った。またみんなでこのような体験ができたら」と話す。

 平野泰博校長は「本校では、さまざまな国籍や幅広い年代の生徒が自分のスタイルを大事にしながら学んでいる。今後も地域と連携しながら、生徒の学びを深める取り組みを進めていきたい」と話す。

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