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ひたちなか市「ほしいも品評会」に2000人 アンバサダー久保純子さん審査も

「茨城ほしいも」と書かれた法被(はっぴ)を着て品評会で審査をする久保純子さん

「茨城ほしいも」と書かれた法被(はっぴ)を着て品評会で審査をする久保純子さん

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 ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会が1月18日、「ニューポートひたちなかファッションクルーズ」(ひたちなか市)で「第18回ほしいも品評会」を行った。

開店前から審査を希望する来場者で行列ができた

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 同団体では、消費者に信頼される干しいも産地を目指し、生産履歴の記帳、衛生加工の実践、適正品質表示の3項目を満たした生産者を「三ツ星生産者」として認定。品評会では、生産量全国一を誇る同地域の三ツ星認定生産者が出品した「令和6年度産ほしいも(平干し)」を、県内外から訪れた約2000人が試食。投票を行った。

 同団体は、干しいもの品質と知名度向上、生産者の技術を高めることを目的に毎年品評会を行っている。本年度は36軒の干しいも農家が、「紅はるか」35品、「たまゆたか」6品、希少品種15品の計56品を出品した。

 品評会では、「たまゆたか」「紅はるか」「希少品種」の3部門に分かれ、合計13点が入賞した。たまゆたかの部では金賞に「しんあい農園」(ひたちなか市)、銀賞に「萩谷農園」(東海村)、銅賞に「遊心」(ひたちなか市)が選ばれた。

 紅はるかの部では、金賞に「干し芋農園川上」(東海村)が輝き、銀賞には「オオスガファーム」(ひたちなか市)と「テルズ」(東海村)が入賞。銅賞には「風と太陽」、「芋助」(以上、那珂市)、「横須賀農園」(ひたちなか市)が選ばれた。希少品種の部では「芋助」が「ほしあかね」で金賞、「オオスガファーム」が「いずみ」で銀賞、「しんあい農園」が「いずみ」で銅賞を受賞した。久保さんによる特別審査員賞は、「しんあい農園」の「いずみ」が選ばれた。

 会場では、子ども連れや若い世代の姿も目立った。20代の女性来場者は「全部おいしかったが、同じ品種でも味や食感の違いが面白かった」と話す。

 この日のためにアメリカ・ニューヨークから駆け付けたという「ひたちなか市ほしいもアンバサダー」で、フリーアナウンサーの久保純子さんは「干しいもの認知度は海外ではまだ低いが、干しいもには、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、すべての栄養素が詰まっている」と話す。「毎朝干しいもを食べている。夜寝る前から干しいもセットを用意していて、起きるのが楽しみになる」とも。

 品評会後、久保さんは、ひたちなか市内のほしいも生産事業者や、同地域が新スイーツとして薦める「ほしいもシェイク」を提供する紅はるか専門店「POTATO LABO」などを訪れ、生産者たちと交流を図った。

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