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ひたちなか海浜鉄道で観光列車モニターツアー 駅ホームで調理の海鮮弁当提供

ホームでは那珂湊漁協女性部が海鮮料理をバーベキュー調理した

ホームでは那珂湊漁協女性部が海鮮料理をバーベキュー調理した

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 ひたちなか海浜鉄道(ひたちなか市)が8月24日、観光列車「那珂湊のおさかな列車」のモニターツアーを行った。

列車内の参加者の様子

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 観光庁の地域観光魅力向上事業に採択された同ツアーは、一般社団法人ローカル鉄道・地域づくり大学、ひたちなか海浜鉄道、日本旅行が共同企画した。ひたちなか市の観光地「国営ひたち海浜公園」と「那珂湊おさかな市場」への観光客の多くがマイカーで訪れ、ピーク時には市内道路が終日渋滞することから、鉄道利用促進と観光振興を目的に企画した。

 当日は大人15人と幼児1人が参加。20代から50代まで幅広い年代が集まり、地元からは3人、東京・神奈川・埼玉からの参加者が多数を占めた。参加者は勝田駅を10時43分に出発し、那珂湊駅では駅ホーム上で那珂湊漁協女性部がバーベキュー調理した海鮮料理の弁当を受け取り、車内で味わった。

 参加者からは「おいしい」「ボリューム満点」などの声が上がった。使った車両では通常のロングシート車両にテーブルを設置し、イラストのシールで装飾するなど演出を行った。参加者からは「貸切でゆっくりできた」「テーブルがあって食事しやすかった」などの感想が寄せられた。

 ツアーでは、菓子工房SAKABA(ひたちなか市)の名物「フルーツサンドカステラ」を土産として用意。阿字ケ浦駅からは貸切バスで国営ひたち海浜公園へ移動し、自由散策の時間を設けた。

 「日本旅行」企画担当の瀬端浩之さんは「地元の皆さんの協力が大きい。おらが湊鐵道応援団による駅でのもてなしや車窓案内など、地域一体となった取り組みができた。10月からの本格実施に向けて十分手応えを感じている」と話す。

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