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茨城町文化交流会館の愛称決定 「いばSUNホール」に

(左から)表彰状を受け取る平沢理至さん、小林宣夫茨城町長

(左から)表彰状を受け取る平沢理至さん、小林宣夫茨城町長

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 茨城町が公募していた「茨城町文化交流会館」の愛称が8月27日、「いばSUNホール」に決定した。

仮囲いアートの前でガッツポーズをとる平沢さん

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 茨城町役場で9月30日に開いた表彰式では、小林宣夫茨城町長が、最優秀賞を受賞した平沢理至さんに表彰状と賞金10万円を贈呈した。

 茨城町は2026年9月開館予定の同会館の愛称を、町内の在住・在勤・在学者を対象に5月15日から6月末まで募集した。935案が寄せられ、小林町長や町民らでつくる選考委員会の審査を経て、平沢さんの案に決定した。

 同町では、茨城県東茨城郡茨城町と住所に「茨城」が3回つくことから、「いば3」という言葉が親しまれている。2017年に発足した町の公式ファンクラブ「いば3ふるさとサポーターズクラブ」もある。平沢さんは昨年、同クラブが新会館建設に伴い取り壊される中央公民館とのお別れイベントで外壁に巨大な数字「3」を描いたのを見て、「いば3」という言葉が町に浸透していることを感じていたという。

 平沢さんは「数字の3を『SUN』にすることで、太陽のように明るく開放的なイメージを表現し、呼びやすい名前も意識した」と話す。採用の連絡を受けた時は「びっくりした」と振り返り、「開館前にみんなに愛称を知ってもらい、親しんでもらえたら」と期待を寄せる。

 同館は町の文化・芸術の振興とにぎわいの創出を目標に整備を進めている地上3階建て、延べ床面積約3730平方メートルの複合施設。可変性・拡張性を持たせた500席のホール、カフェ、音楽スタジオ、軽運動室、会議室、多目的室、創作スタジオ、キッズルーム、授乳室などを備える。

 同町文化的施設整備室スタッフの海老澤靖範さんは「開館記念実行委員会で現在、オープン記念イベントを企画している。町民に参加してもらう企画をどう盛り上げていくか、町民が望んでいることを行っていきたい」と意気込む。

 10月1日から町内の小・中学生による仮囲いアート展示も始まった。「茨城町文化交流会館でやりたいこと」をテーマにした600点の作品を展示している。11月30日まで。

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