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涸沼自然公園で「あす旅キャンプフェス」 若手農家のマルシェとコラボも

(左から)「あす旅キャンプフェス」のポスターを手に来場を呼びかける「いばらき県央地域観光協議会」の小松陽人さん、「HAERUマーケット事務局」の斉藤卓也さん

(左から)「あす旅キャンプフェス」のポスターを手に来場を呼びかける「いばらき県央地域観光協議会」の小松陽人さん、「HAERUマーケット事務局」の斉藤卓也さん

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 「あす旅キャンプフェス」が10月18日・19日、涸沼自然公園キャンプ場(茨城町中石崎)で開催される。

「HAERUマーケット」のフライヤーを手にし、笑顔を見せる2人

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 いばらき県央地域観光協議会(水戸市、ひたちなか市、小美玉市、那珂市、笠間市、茨城町、大洗町、東海村、城里町)が主催する同イベントは今年で3回目。県央地域は食資源が豊富で、食を通じた地域の観光PRと活性化を目指す。

 茨城町商工観光課職員でいばらき県央地域観光協議会メンバーでもある小松陽人さんは「県央地域の豊富な食資源を使った『おいしい食』で観光PRできないかと9市町村が一緒に考え、ただのキャンプイベントではない食体験をメインにしたアウトドアフェスを企画した」と説明する。キャンプイベントはコアなファンに特化したものが多いが、同フェスは食体験がメインのため、ファミリー層を対象に子ども向けイベントも用意する。

 18日は、茨城町の若手農家が中心となり2017(平成29)年から農産物や食の大切さ、農業の魅力を発信するマルシェを開催している「HAERUマーケット」とコラボレーションする。同町で活動する同団体を以前から知っていた小松さんが、「食を通じて地域の魅力を伝えるという目的が一致している」ことから、相乗効果を狙い声をかけた。

 HAERUでは新米、サツマイモ、クリ、カボチャ、ナシなど採れたての旬の農産物や石焼き・つぼ焼きの焼き芋、パン、焼き菓子、スイーツなどの加工品を販売するほか、クラフトショップの雑貨販売やワークショップ、絵本の読み聞かせ、ステージイベントなども行う。

 「あす旅」では両日とも9市町村の食材から選んで作るホイル焼きや城里町の米を使った「飯ごう炊飯」体験、丸太切り、オリジナルスパイス作り、多肉植物の寄せ植えなど多数の体験コンテンツを展開する。子ども向けには自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」が手がける5メートル×10メートルの移動式アスレチック遊具を設置するほか、ご当地キャラクター「みとちゃん」(水戸市)、「ホロル」(城里町)、「ひぬ丸くん」(茨城町)と景品を懸けたじゃんけん大会なども行う。

 1店舗で1,000円分購入すると抽選に参加できる。同協議会の「あす旅」のマグカップや膝掛けなどのノベルティーグッズ、HAERU出店者の農産物やスイーツ、クラフト雑貨などが当たる。

 HAERUマーケット事務局の斉藤卓也さんは「『あす旅』のコンセプトと自分たちの思いが重なった。キャンプの非日常感が加わることで、ここでしか体験できない楽しさがある。新しい魅力が作れるのではと期待している」と今回のコラボについて話し、「地元で育った農産物、楽しい体験、自然の中でのひととき、人とのつながりなど全てがそろった一日を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は、18日=10時~16時、19日=10時~15時。入場無料。雨天決行、荒天中止。

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