茨城県植物園(那珂市戸)が11月29日、複合リゾート施設「THE BOTANICAL RESORT 林音(リンネ)」としてリニューアルオープンした。
1981(昭和56)年に開園した同施設を大幅改修し、宿泊エリア、温浴施設、飲食、アクティビティーを組み合わせた「泊まれる植物園」としてリニューアルした。昨年7月から休園していた同施設は、リニューアルに当たり運営管理をボタラシアンリゾートに委託。民間企業のノウハウを基に老朽化した施設の更新や新施設を追加することで、滞在型の拠点づくりを目指してきた。グランピングやコテージ、温浴施設、体験型アクティビティーなどを取りそろえ2030年には年間38万人の来場を目指す。有料だった入園制度は廃止し、各施設に利用料を設定する。
リニューアルの目玉は、グランピングテント27棟とコテージ18棟が立ち並ぶ宿泊エリア。グランピングサイトには、家族向けの「ファミリースイート」、ハンモックを備えた「ハンモックテラス」、メタセコイア林の景観を望む「メタセコイアテラス」など様式の異なる4種類のテントサイトを用意。庭付きの「ガーデンコテージ」や、2階建てで明るく開放的な「クラブメゾットコテージ」など宿泊者のニーズに合わせた宿泊サイトを用意する。
新設の温浴施設「おふろcafeりんねの湯」は、男湯女湯ともに天然温泉とサウナを備える。同園で育てたハーブを使ったハーブ湯やハーバルサウナのほか、熱波師によるアウフグースイベントも行う予定。ブックラウンジには、5000冊以上の漫画や約500冊の書籍をそろえるほか、キッズルームや県産食材を使った定食やサウナ飯を提供する「りんね食堂」を併設する。
温浴施設に隣接するイタリアンレストラン「RINNE CAFE(リンネカフェ)」では、常陸牛やブランド豚、地元農園で栽培したキノコなど、茨城県産食材を使ったメニューを用意する。席数は、店内席102席、テラス席56席。一般客向けのランチやディナー、テイクアウト販売をはじめ、宿泊客限定のモーニングビュッフェも行う
熱帯植物館内には、「バニラドームカフェ」を新設。50本以上のバニラの木を追加で植栽した館内でバニラの風味を生かしたクレープやソフトクリームなどを提供する。館内では植物と音と光、スモークを組み合わせ幻想的な演出を展開する、宿泊客向けのライトアップショー「RINNE LIGHTS(リンネ・ライツ)」を行う。
アクティビティー施設「りんね・ぼうけんの森」では、全長150メートルのジップラインや高さ約8メートルの空中アスレチックが楽しめる「TOBIZARU」、AR技術を使った体験型ゲーム「ジュラシックハンター」、芝すべりと3種類のアクティビティーを設置。日帰りバーベキュー施設「THE FOREST BBQ」では、屋根付きの全天候型スペースで県産食材を使ったバーベキューメニューを提供する。300人以上が一度に利用できるため校外学習などの団体利用も見込む。
同園スタッフは「約600種類の植物が作り出す四季折々の風景や満天の星空など、朝から晩まで自然の魅力を楽しめるのが特徴。温泉施設やレストランなど新たな施設でパワーアップした植物園をより多くの来園者の方々に楽しんでいただき、県内の観光施設として盛り上げていきたい」と話す。
入園無料。(各施設で利用料あり)。営業時間は各施設により異なる。