介護福祉士でシンガー・ソングライターの藤良多さんが4月12日、ザ・ヒロサワ・シティ会館(水戸市千波町)でイベント「FUJiTRERiA PARK(フジテリアパーク)2026」を開催する。
昨年の水戸市民会館でのイベントでは約1500人を動員し、さまざまな共演者と会場を盛り上げた(提供=藤良多BAND)
常陸太田市出身で、普段は福祉施設に介護福祉士として勤務する藤さん。弾き語りやバンドでの音楽活動を続け、福祉施設での訪問ライブなども精力的に行う。昨年、水戸市民会館(水戸市泉町)で活動10周年を記念した同名タイトルのチャリティーイベントを開催し、およそ1500人を動員した。
今回のイベントは、同館大ホールで行う「藤良多BAND」のワンマンコンサート「あなたと、エールを。」(13時~)と、入場無料の交流・体験エリアで構成。障害のある作家が制作した作品の展示・販売、福祉に関するクイズが楽しめる子ども向けクイズラリーのほか、常陸太田出身で歌手のマシコタツロウさんや、水戸市出身でシンガー・ソングライターの福島清香さんらによる無料ライブも行う。
今年のテーマは「楽しむこと=支え合うこと」。藤さんは、「勤務先の福祉施設で、利用者の方が楽しそうだと自分も楽しい気持ちになる。音楽の場でも、お客さんが楽しんでいる姿を見ると、アーティストとしてうれしくて、『あなたが楽しいと私も楽しい』という支え合いの形を表現した」と話す。「前回より、福祉の色がある」とも話す藤さん。今回、バンドメンバーは障害のある作家がデザインした衣装でステージに立ち、それぞれの表現を融合。さらに同ホールの前方座席3列を取り除いて車いす席を大幅に広げ、運営には学生ボランティアを募って人的サポートも充実させるという。
イベント名の「パーク(公園)」について、藤さんは「年齢や障害の有無に関わらず誰もが集える場所にしたい。普段の介護現場で一人暮らしの高齢者と出会う中で、社会的な孤独への意識が芽生えた。一人でいることで気持ちが病み、認知症の進行にもつながる。音楽の力で交流の場を作りたい」と話す藤さん。「日々一人だなと感じる人や居場所を探している人がいたら、ふらっと気軽にこの公園に遊びに来てほしい。ここに来たことで一人じゃないと感じてもらえたら」と来場を呼びかける。チャリティーイベントとして、チケット収入は全額を被災地・福祉団体へ寄付する。
開催時間は9時30分~15時。入場料は、一般=1,000円、18歳以下・65歳以上・障害者無料。チケット申し込みは「藤良多」公式サイトで受け付ける。