水戸市内の桜の名所で知られる茨城県護国神社(水戸市見川町1)の本殿をステージにした音楽ライブ「花見でボノボ」が4月3日~5日に開かれ、桜と音楽に酔いしれる市民でにぎわいをみせた。
神社の境内を生かした幻想的な舞台演出が特徴の同ライブは、同市内のイベントスペース「spacelab BUBBLE」(泉町2)が2004年から行っているもの。同神社に会場を移してから4回目。初日の3日は水戸で活躍するヒップホップ、ベリーダンスなど6つのダンススタジオから総勢100人以上のダンサーが参加。4日は地元出身のジャズボーカリスト、音や火のパフォーマンス、和太鼓とジプシー音楽のコラボなど多彩なステージを展開。最終日の5日は、横浜から参加したレゲエバンドの演奏や日中で活躍するユウ燕さんの演歌などを繰り広げた。
今年は桜の開花が遅れたものの、神社境内は通称・桜山と呼ばれる場所とあり、訪れた花見客もステージでの音楽を楽しんだ。境内には屋台なども軒を並べ、花見シーズンの音楽の祭典は、すっかり市民に定着したようだ。