全国歴史研究会(東京都品川区、TEL03-3779-3127)の「水戸の歴史を応援する会」(通称=水戸の会)の幹部が8月1日、発会式の事前調査のために水戸を訪れた。同会は明治維新の原動力となった水戸藩を再評価するために、県外の歴史研究者らにより結成する。
「歴史研究」を発行する同会が、幕末に果たした水戸藩の役割について再評価。水戸の歴史に関心を寄せる研究者ら外野からの応援によって、水戸の歴史を語り合う場を作ろうと「水戸の会」が発足する。
事前調査では、同会代表の吉成勇さんらが「幕末明治の博物館」「願入寺」「徳川博物館」「桜田門外の変オープンセット」「祇園寺」などを訪れ、8月29日の発会式を兼ねた「歴史を楽しむ会in水戸」のツアーの下見を行った。
当日、水戸・祇園寺で行われる発会記念講演会では、「幕末水戸の文武道」をテーマに岩瀬秀敏さんが、「水戸と土佐の田中光顕」をテーマに竹村紘一さんが、それぞれ講演を行う。
吉成さんは「明治維新の始まりとなった水戸の名誉を回復したい。水戸を応援して水戸を盛り上げたい」と発会の趣旨主旨を話す。
発会記念講演会は13時50分から。会場は水戸・祇園寺。参加費500円。事前申し込みが必要。