旧水戸市医師会館がデザイン、ウェブ制作会社などが入居するクリエーターズ・ビル「PRAK IS」(水戸市天王町2)としてリノベートされ、今月から入居が始まった。運営管理にあたるのはパーク(天王町2、TEL 029-350-2557)で、中心市街地活性化のコア施設として期待が高まっている。
「PARK IS」は地上4階建て、延べ床面積932.6平方メートル。旧医師会館が笠原町に移転後、一時はマンション計画などが浮上したが、パークを中心とする市民らが建物を利用し、街の活性化につなげるプランを提案。全13室を改装し、デザイン事務所、ウェブ制作会社、コンサルタント会社など、これまで小規模のオフィスを構えていたクリエーティブ関係会社へ入居を呼び掛け、クリエーターズ・ビルとして再生した。
建物内部は昭和の面影を色濃く残した構造。1階にはファッション、飲食の店が入居し、2階・3階部分はオフィスとして賃貸した。看護学校を併設していたことから、黒板のある教室がそのまま事務所として利用されているほか、4階部分の旧講堂は市民吹奏楽団の練習場や講演会や発表会などに利用してもらう。空きは2区画。
パークの秋山道さんは「7月にはすべての入居が完了する。街をクリエートする人に集まってもらい、ほかのランドオーナーを刺激していく」と-街の活性化に役立てる方針。
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