水戸弘道館の開かずの正門開く-開館170周年記念で特別開放

水戸弘道館の開かずの「正門」の扉が開き、観光スポットとして人気を集めている

水戸弘道館の開かずの「正門」の扉が開き、観光スポットとして人気を集めている

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 国の重要文化財に指定されている水戸弘道館(水戸市三の丸1)の正門が3月27日までの、土曜・日曜・祝日に限り開門されている。

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 弘道館は徳川斉昭が1841年に創立した藩校で、正門もその時に建てられた。藩主のお成りの際や戦後は皇族方が訪れた際に開けられただけで、普段は閉ざされている。屋根瓦には葵の紋が施され、門柱や扉などには1868(明治元)年に起きた「弘道館の戦い」と呼ばれる藩内抗争の銃撃戦の弾痕が残り、幕末の姿を残す。

 老朽化が激しく、長く「開かずの門」として一般の市民が正門をくぐることができなかったが、開館170周年を記念して改修。梅まつりの期間中に限って開門することになった。

 弘道館を訪れた観光客らは特別開門された正門で記念撮影するなど、殿様気分を味わっている。開門期間中は館内でさまざまなイベントも開催。観光ボランティアによる案内や水戸黄門一座との記念撮影会なども実施する。

 開門時間は9時~17時。入館料は大人190円。

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