水戸の「水戸楽市楽座」(水戸市南町2)で7月3日、日本経済大学の留学生らが東日本大震災で被災した老舗企業の商品の買い付けを行った。
買い付けには同大の渋谷・福岡キャンパスの留学生22人が参加。県内の老舗企業の商品を買い付け、今月11日に両キャンパスで開くシンポジウムで販売する。その際の利益は全額被災した企業に義援金として寄付される。
学生たちは県内10企業の商品を品定めして、卸価格、販売量などを選別。店頭でどのくらい利益が見込めるか、企業側と真剣に商談を行った。
同大の古賀郁人教授は「留学生たちは日本に100年以上続く老舗に興味を持っている。被災した老舗の復興支援とともに、帰国後のビジネス立ち上げの際にその経営ノウハウを学ぶのも目的」と話す。