広島県内の企業が協力した善意の品が11月18日、水戸市社会福祉事業団(水戸市河和田)に届けられた。東日本大震災で被災した水戸を励まそうと広島経済新聞が企画、水戸経済新聞を通して市内の高齢者施設に贈られた。
水戸経済新聞に届いたのは広島名物の「藻塩もみじまんじゅう」(広島県廿日市市、やまだ屋)330個と「レモンサイダー」(広島県竹原市、JA広島果実連)48本。このうち、もみじまんじゅう320個とレモンソーダ-24本が同事業団に贈られた。
広島県内の企業に呼び掛けた広島経済新聞編集部の津田由加里さんは「被災者でありながら取材を続けている各編集部の皆さんに少しでも前向きな力を感じてもらえたらと思い、取材でお世話になった企業に声を掛け、商品を提供いただいた」と話す。
これらの品を受け取った同事業団の飯田克雄理事長は「水戸市内の高齢者施設は被災して半年ぶりに再開した施設もある。通所するお年寄りの皆さんに広島の銘菓を味わってほしい」と感謝の言葉を述べた。