水戸に11月29日、ギャラリー「しのざき」(水戸市泉町1、TEL029-353-6805)がオープンした。
同ギャラリーはアートスペースとセレクトショップを併設した明るい内装が特徴。絵画、彫刻、写真などのファインアートや陶芸、ガラス、漆器などのクラフトなど、ジャンルを問わず美術作品を紹介する。若手や中堅作家の支援・発掘にも力を入れ、作り手と鑑賞者や買い手をつなぐ場を目指す。
ギャラリーオーナーの篠﨑正道さんは「郊外ではなくドーナツ化現象が指摘されている中心商店街にあえて開設した。にぎわいを取り戻す街づくりに参加しているという意識で多くの人に訪れてほしい」と来店を呼び掛ける。
オープニングとして現在、益子焼の作家・岡田吉真さんの作陶展が開かれている。岡田さんの作陶展はたっぷりと土を使った普段使いの食器を中心に約500点を展示した。岡田さんは第4回日進現代陶芸「めん鉢」大賞展審査員奨励賞などの受賞歴がある。
今後は2週間単位で企画展を開催。さらにレンタルギャラリーとしても発表の場を求める作家たちに貸し出す。
営業時間は11時~19時。月曜定休。作陶展は12月11日まで。