水戸の旧谷中地区で8月26日、「いばらき旅のストーリー」が開かれた。
参加者らは当日、古墳のある茨城県生涯学習センターをスタート。同地区内にある愛宕山古墳、万葉集にも歌われた曝井(さらしい)や伝統工芸の谷中のおけ店、水戸光圀の愛した保和苑などを地元の人の案内で散策。かつては花街と言われた同地区の生き証人の芸者・ひさ駒さんの三味線による小唄などを堪能した。
イベントには飛び入りも含め約100人が参加。県内外の小さな旅を通して、県内の隠れた観光スポットを掘り起こす旅を提案する「旅のストーリー」の一環で、水戸での開催は2回目となる。
参加した市民は「水戸に住んでいながら知らないこともあった。84歳の芸者さんのお座敷芸なども素晴らしかった」と感想を話した。