那珂のふれあいセンターよこぼり(那珂市横堀)で1月20日、東日本大震災で被災した女子高生の合唱する姿を描いたドキュメンタリー映画「うたごころ」の上映会が開かれた。
映画は東日本大震災の被災地で一人で暮らす女子高生を追った作品で、監督は毎日放送デジレクター出身の榛葉(しば)健さん。自費制作だが全国で上映の輪が広がり、県内初開催となったこの日も約200人が詰め掛けた。
当日は、画家で南三陸町復興応援大使として活躍する画家・外立とし江さんをゲストに迎え、南三陸町立戸倉小学校の麻生川敦校長の講演会も開催。会場ロビーでは南三陸復興応援市場も開かれ、特産物の海産物や手作り作品の販売なども行われた。
主催した地元那珂市の佐々木典明さんは「想像以上の人に見てもらうことができた。茨城の人にもっとこの映画を届けていきたい」と話す。