茨城県建築士会青年部会と女性部会は6月28日、「ブランド力を高めるためのデザイン」と題した講演会を水戸プラザホテル(水戸市千波町)で開いた。講師に日産自動車デザイン本部の相田修平さんを招き、ブランド力を高めるための戦略についての知識を深めた。
日産自動車デザイン本部グローバル・デザイン・マネジメント部ビジョン&プランニング主管の相田さんは、ひたちなか市出身。当日は、魅力的な車を作り出す仕組みや世界に通用するデザイン戦略について講演。
相田さんは「他社をまねしないオリジナリティーを持ち、一貫性を持って継続することが大切」と前置き。「クリアー、クリエーティブ、コンシスタント、カスタマーフォーカス」の4つのポリシーを基本に、デザイナーたちが共通の価値観を持って車作りに向かう具体例を示した。
青年部会の椎名康一さんは「ブランド力はすべての業種に共通。今回のような機会をまた設けたい」と話す。