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子ども・高齢者に低価格の食事を 水戸に「310食堂」、まちの縁側目指す

310食堂で食事をする子ども

310食堂で食事をする子ども

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 子どもや高齢者に低価格の食事を提供する「310(さんいちまる)食堂」が9月17日、水戸市泉町の泉町会館(水戸市泉町2)にプレオープンする。

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 同実行委員会が主催し、茨城県生活協同組合連合会、パルシステム茨城、水戸ヤクルト、水戸中央青果、茨城共同食肉などの企業が食材を提供する。

 子ども食堂という枠にとらわれず門戸を開くことで、子どもからお年寄りまで大家族のように食卓を囲み、一息つけるような「まちの縁側」を目指す。

 設立のきっかけは、メディアで見聞きした貧困や孤食の話題。こんな飽食の時代に、こんな事があるのかと衝撃を受けた代表の高野健治さん、横須賀聡子さんらが中心となって実行委員会を立ち上げ、半年前から準備を進めてきた。

 10月からは同館で月1回、正式に実施する予定。当日は、ボランティアの母親らが作るライスカレーを子ども100円、大人300円で提供。先着約150人で、子どもにはバルーンアートのプレゼントも用意する。

 高野さんは「いろいろな人が来てコミュニティーができれば。今まで一人で食事をしていても、一度でもみんなで食卓を囲むという経験をすることで将来何かが変わるかもしれない」と期待を込める。

 「支援ではなく、体当たりで一緒にみんなで生きる。この取り組みを多くの人に知ってもらい、『自分たちもできるんだ』と、どんどん飛び火していけば」と横須賀さん。

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