デザインを切り口に新たな水戸の魅力を再発見するイベント「水戸デザインフェス2009」が7月18日、文化デザイナー学院(水戸市泉町1)1階ギャラリーで始まった。
同イベントは「エコバッグ」「手ぬぐい」など毎年違ったテーマでショップや企業、一般からオリジナルデザインを募集、水戸らしい創造性あふれる作品を発表するもので今年が4回目。
今年のテーマは「Tシャツ」で、「地元」「オリジナル」をテーマに、ショップ部門36点、一般部門47点、小中学生部門2点の応募が寄せられた。来場者による人気投票でコンテストを行い、上位作品には賞金を贈る。
会場には全応募作品を展示、吉久保酒造(本町3)の「Tシャツに咲く梅の花」や、オリジナルザッカ月(常盤町2)の「梅の花と香りをイメージしたTシャツ」など和柄のものが人気を集めている。水戸短編映画祭のスタッフTシャツや日比野克彦さんによる「プロジェクト明後日朝顔」のローカルTシャツなど、プロの手によるオリジナルTシャツも参考展示する。
「応募作のレベルは年々上がっている。以前はお店のスタッフTシャツのレベルだったが、今年は商品として売れるようなデザインが増えているのはうれしいこと」と同フェス実行委員長の甲高美徳さん。コンテスト終了後は商品化やウェブサイトでのネット販売も視野に入れている。
8月8日のクロージングパーティーで入賞作を発表、表彰式のほか、参加店舗によるファッションショーやプロのミュージシャンのライブアクトでフィナーレを盛り上げる。そのほか、期間中の週末にアーティストによるワークショップや、7月26日には水戸芸術館広場(五軒町1)で「あおぞらクラフトいち」も行う。
作品の展示時間は11時~17時(最終日は15時まで)。観覧無料。8月8日まで。