現在プレオープン中の複合施設「大洗シーサイドステーション」(大洗町港中央)に12月10日、3枚の壁画アートが完成した。
大洗リゾートアウトレットの運営会社変更によるリニューアルをきっかけに、「『この施設(場所)は、まだ発展しようとしている』という意気込みを感じてほしい」と、Oaraiクリエーティブマネジメントと不動産開発研究所が企画。オリジナルの動物絵画を中心に県内外で展示・販売を行っている常陸大宮市在住の画家・寺門由紀さんに壁画アートを依頼した。
海の中から羽ばたいて生まれてくるようなイメージという「ツバサ」、キラキラとした宝石箱のようなデザインの「クラゲ」、大洗水族館に展示してある巨大なマンボウのはく製からイメージしたという「マンボウ」の3枚の壁画は、それぞれ縦3メートル・横4メートル。そのほか、施設の壁に隠し絵を描いたという。完成後、インスタ映えのスポットとしてSNSや来店客の話題となっている。
寺門さんは「子どもから大人まで、誰でも絵の中の一部となることでより絵を身近に感じて楽しんでほしい。作品の中で撮影することで、大洗に来た思い出がさらに特別なものになり、また来たいと思ってもらえたらうれしい」と壁画に懸ける思いを明かす。
同町議員の飯田英樹さんは「ここは町の中心であり、大洗の数あるランドマークの一つ」と話し、「観光客が訪れ、地元住民が自然に集えるような明るい話題の場所となれば」と期待を込める。