那珂市の茨城県植物園(那珂市戸)で6月10日、「番外編自然体験ツアー ホタルの観察会」が開催される。
通常、毎月第1日曜に開催している「自然体験ツアー」の番外編として、2016年から開催されている同観察会。2015年に同施設内の「県民の森」にある池でゲンジボタルの発生を確認したことから昆虫の専門家と企画・開催。「近年見ることの減ったホタルの光を見て、子どもも大人も歓声を上げるなど、とても喜んでいた」と同植物園の小林慎行さん。
当日は、専門家の荻沼正和さんからホタルの生態やホタルの生息環境などを学び、園内を散策してゲンジボタルを観察。小林さんは「近年環境の変化で見られなくなっているホタルを観察できる貴重な機会。観察会を通して、身の周りの環境にも目を向けてもらえたらうれしい」と話す。
開催時間は18時30分から約2時間。参加無料。定員30人。服装の指定あり。ホタルの発生状況で中止の可能性もある。