茨城県筑西市の秋を彩る「しらとりまつり2025」が、今年も開催されます。
2025年11月8日(土)・9日(日)の2日間、社会福祉法人 征峯会(せいほうかい)が主催し、特別養護老人ホームしらとり(筑西市上平塚590-1)を会場に、地域と福祉がひとつになる2日間をお届けします。
しらとりまつり2025ポスター
障がい福祉の現場から生まれ、地域に育まれた“しらとりまつり”
その始まりは平成初期。
征峯会のはじまりの施設である「しらとり更正園(現:障害者支援施設ピアしらとり)」で開かれた運動会の昼休みに、職員と当法人のサービス利用者様(以下、「利用者様」)がバザーを開きました。
並んだのは、農園で採れた野菜を使った温かい芋汁。
そこにあったのは、「障がいのある方々の活動を地域の皆様に知ってほしい」という、先代理事長のまっすぐな願いでした。
あれから35年の年月を経て、いまでは延べ1万人が訪れる筑西市の代表的なまつりへ。
地域の方々と利用者様、職員が心を通わせながら育ててきたこの行事は、今も変わらず“年齢も、背景も、違いも超えて、すべての人が自分らしくいられる場所”として続いています。
(特設サイト:https://seihoukai-group.jp/fes2025)
笑顔があふれる、たくさんの催し
しらとりまつり2024(昨年)の様子
- お笑いコンビ カミナリ(9日出演)
- いばらき大使 アーティスト 安達勇人 (9日出演)
- 世界的DJ マーク・パンサー (8日出演)
- パフォーマンスユニット 桜魁&ジュリアナの祟り(8日・9日出演)
- 福祉音楽仲間の弾き語りの集い(8日出演) in カフェラパン
- 障害のある方と地域の子どもたちが共に取り組む伝統芸能 しらとりふれあい太鼓(8日・9日出演)
- 人気ブランドのサンプルやアウトレット商品が並ぶ アダストリアバザール(8日・9日開催)
(敬称略)
笑いと音楽、そして人の温かさが交差し、福祉施設が地域のステージへと変わります。
手づくりの温もりが、人をつなぐ
しらとりまつりの魅力は、にぎやかさの中にある「人と人の物語」。
障がい者、高齢者、地域の方々や子どもたちーー多くの人々が笑顔で交わる一日です。
このまつりは、福祉の現場が地域に開かれ、誰もが主役になれる“共生の舞台”です。
毎年大人気の「しらとりバザー」
職員や地域の方々が家庭から持ち寄った品々が並ぶ、しらとりまつりの人気コーナー。
手に取りやすい価格で、毎年朝から行列ができるほどの盛況ぶり。
生活雑貨や衣類、おもちゃ、食器など、思い出の品が“もう一度誰かの役に立つ”場所です。
ものを通して人がつながり、笑顔が生まれる――それが、しらとりバザーの魅力です。
売上の一部が福祉活動の充実に活かされ、楽しむことそのものが地域の支え合いにつながります。
過去のしらとりまつり会場の様子
オリジナルアートシャツ販売(WeOur × 征峯会 コラボ)
オリジナルアートシャツ
社会福祉法人征峯会と、株式会社アンドエスティHDの特例子会社「WeOur」が共同制作した、
知的に障がいのある方々のアートをデザインに取り入れたオリジナルシャツを販売します(税込8,980円)。
20名の利用者様が描いた作品を生地に採用し、一枚ごとに異なる唯一無二の柄を実現しました。
このオリジナルシャツは、アートを通じて障がいのある方々の可能性と笑顔を社会へ広げる共創プロダクトです。
購入によるロイヤリティの還元と、着用による理解促進を通じて、
創作の喜びと誇りを社会に届け、誰もが個性を活かして生きられる共生社会の実現を目指しています。
2026しらとりカレンダー アート表彰式
2025年版(前回)のカレンダー
前回のカレンダーから作品が採用されたラッピングピアノ
しらとりまつりの特設ステージで行われるこの表彰式は、作品の優劣を競う場ではありません。
描くことを通して生まれた“その人らしさ”が、社会に届く瞬間です。
カレンダーに選ばれたアートは、利用者様の思いと日常の輝きを一年を通して伝えていきます。
パン販売(パン工房しらとり)
ごまときなこの食感が楽しい、不動の一番人気「ロイヤルごまパン」
毎日笑顔でパン作りに携わっている利用者様
長年にわたり地域に愛されてきた「パン工房しらとり」では、
素材にこだわり、一つひとつ丁寧に焼き上げた手づくりパンを販売します。
小麦の香ばしさとやさしい甘みが広がるその味は、何度でも食べたくなる“しらとりの定番”。
パンづくりを担うのは、障がいのある利用者様たち。
毎日の積み重ねが確かな技と自信につながり、販売を通して工賃としてしっかり還元されます。
おいしさの奥には、「働く喜び」と「支え合う地域の力」が息づいています。
多国籍グルメブース
ここでは、征峯会で働く外国人職員(技能実習生・特定技能職員)たちが考案したメニューも並びます。
それぞれの母国の味をもとに、仲間と厨房で試作を重ね、食材や味つけを地域の人が食べやすいように工夫しました。
カレーの香りやスパイスの温もりに込められているのは、“国を越えて共に働く喜び”。
食を通して感じるのは、ことばを越えた心のつながりです。
フォトスポット & 写真展『みんなの写真』 in しらとりまつり2025
写真家 紺野正瑛
文房具から大規模建築、海外でのドキュメンタリーと幅広く活躍する写真家・紺野正瑛さん。
普段なかなか撮る機会のないお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、そして大切な仲間たちと、しらとりまつりのフォトスポットで、いまこの瞬間を写真に残しませんか。
きっとこの日だけの特別な思い出になるでしょう。
会場では、紺野さんが征峯会の利用者様や職員を撮影した写真展『みんなの写真』も同時開催。
「こんなにも素敵な方々がここにいることを伝えたくて仕方がない」という紺野さんと、“最高の笑顔をあなたに”を理念とする征峯会の想いが響き合い、実現しました。
まっすぐで、あたたかい笑顔が、まつりの会場いっぱいに広がります。
子どもの広場
子どもたちに大人気のちっくんふわふわ遊具
射的やくじ、ちっくんふわふわ遊具など、子どもたちが笑顔で楽しむ姿に、周りの大人たちも自然と笑顔に。
世代を越えて交わるその光景は、このまつりが地域の“家族の時間”であることを思い出させます。
まつりのクライマックス
大抽選会
2024年大抽選会の様子
しらとりまつりのフィナーレを飾る恒例イベント。
ダイソン商品やヨギボー等の豪華景品が勢ぞろいし、毎年大きな盛り上がりを見せます。
会場いっぱいに広がる歓声と拍手、笑顔――。
最後の一瞬までワクワクが続く、しらとりまつりならではの大人気企画です。
会場に響く歓声と拍手が、まつりの喜びと感謝の気持ちを包み込みます。
みんなで同じ時間を楽しめる大抽選会は、しらとりまつりの“締めくくりの笑顔”です。
“福祉”の枠を越えて――地域と未来をつなぐ
しらとりまつりは、“ありがとう”を届けるお祭りです。
征峯会に関わるすべての“縁ある人”を幸せにしたい――その想いをかたちにした日でもあります。
“縁ある人”とは、利用者様であり、地域の方々であり、職員でもあります。
それぞれがこのまちで出会い、つながり、ともに歩んできました。
お互いを思い、笑顔を分かち合い、感謝を届ける。
そのやさしい循環こそが、征峯会の描く“共生社会”のかたちであり、
“ありがとう”を伝え続けることが、しらとりまつりがこれからも続いていく理由です。
情報は特設サイトで、最新情報はLINEで
?特設サイト(https://seihoukai-group.jp/fes2025)では、
ステージスケジュールや出店情報、駐車場案内などを公開しています。
征峯会公式LINEアカウントでは、当日の天候対応・混雑状況・抽選会速報などをリアルタイム配信。
登録すれば、まつり当日も安心して楽しめます。
? 公式LINE登録はこちらから
https://page.line.me/971lzjyq
これまでも、これからも――
「最高の笑顔をあなたに」という理念のもと、地域とともに歩み続けます。
開催概要
名称:しらとりまつり2025
日時:2025年11月8日(土)・9日(日) 9:30~15:30
会場:社会福祉法人 征峯会 特別養護老人ホームしらとり
〒308-0067 茨城県筑西市上平塚590-1
出演:カミナリ、安達勇人、マーク・パンサー、桜魁&ジュリアナの祟り ほか
内容:ステージイベント、しらとりバザー、模擬店、展示、アート体験、子どもコーナー、大抽選会
特設サイト:https://seihoukai-group.jp/fes2025
主催:社会福祉法人 征峯会
法人情報
筑西市上平塚
社会福祉法人 征峯会(せいほうかい)
本部所在地:〒308-0067 茨城県筑西市上平塚590-1
設立:1986年
理事長:渡辺和成
茨城県筑西市上平塚地区を拠点に、障がい・高齢・児童・相談支援など、多領域にわたる福祉サービスを展開しています。
法人理念「最高の笑顔をあなたに」のもと、利用者様一人ひとりの自己実現と、地域とともに生きる共生社会の実現を目指しています。
公式サイト:https://seihoukai-group.jp/
本件に関するお問い合わせ先
社会福祉法人 征峯会 しらとりまつり実行委員会
TEL:0296-25-0833