
▲オープニングセレモニー時のテープカットの様子
茨城工業高等専門学校(茨城県ひたちなか市 校長:鈴木秋弘 以下「茨城高専」)は、新日本電工株式会社(以下「新日本電工」)と、7号館北側広場および学生食堂に関するネーミングライツ(施設命名権)契約を締結しました。契約期間は令和7年12月1日から令和10年11月30日までの3年間で、両施設を「新日本電工eng創造スクエア」および「新日本電工あつまる食堂」の愛称で運用します。
本契約は、本校におけるネーミングライツ契約として2件目・3件目となるものであり、同一企業が本校内の複数施設の命名権を同時に取得するのは初めてです。
■2つの新名称が同時にデビューしました
(1)新日本電工eng創造スクエア
新日本電工eng創造スクエアは、本校の7号館北側に新たに整備された屋外広場です。学生が集まり、交流し、学生企画やイベントなどに活用される場として整備しています。名称に含まれる「eng(えんじ)」は、engineering(工学)および engineer(技術者)を表すとともに、本校のスクールカラーである「えんじ色」にも通じています。

▲新日本電工eng創造スクエア看板
▲憩いの広場
(2)新日本電工あつまる食堂
新日本電工あつまる食堂は、多くの学生が日常的に利用する学生食堂です。「あつまる」という名称には、学生同士が自然に集まり、食事や会話を通して互いを知り、学び合う場所であってほしいという思いが込められています。

▲食堂内サイン
▲食堂玄関前サイン

▲カフェスペース
■ネーミングライツ締結に至った背景
茨城高専は創立以来、地域企業との連携を重視し、実践的な技術者の育成に取り組んできました。教育・研究環境の一層の充実と安定した財政基盤の確保が課題となる中、昨年度よりネーミングライツ制度を導入し、教育活動の充実に向けた新たな取り組みを進めています。
新日本電工は、合金鉄、機能材料、焼却灰資源化、アクアソリューション、電力の各事業を展開し、「素材」と「環境」を通じて暮らしを支える企業です。茨城県内には鹿島工場を有し、焼却灰資源化事業を展開するとともに、地域との共生を重視しています。今回のネーミングライツ契約には、未来のエンジニア育成に貢献し、地域社会とのつながりを深めたいという同社の考えが反映されています。
■オープニングセレモニー開催
令和7年12月1日、両施設の新名称披露を兼ねたオープニングセレモニーを実施しました。式典では、茨城高専校長 鈴木秋弘 と、新日本電工 代表取締役社長 青木泰氏 が挨拶を行い、今回の取り組みに対する期待や今後の連携の方向性について述べました。
続いて、テープカットと記念撮影を行い、「新日本電工eng創造スクエア」と「新日本電工あつまる食堂」が正式にスタートしました。
その後、付随した交流イベントとして、学生食堂で記念メニュー「新日本電工あつまる丼」の試食会を実施し、学生と企業関係者が食事を通じて交流する様子が見られました。
■今後の展望
茨城高専では、今回のネーミングライツ導入を契機として、学生の学びを支える環境整備と地域との協働を継続して進めていく予定です。教育活動の充実と地域社会への貢献の両立を図りながら、実践的技術者の育成に取り組んでまいります。
■茨城工業高等専門学校について
茨城工業高等専門学校(茨城高専)は、茨城県ひたちなか市に所在する国立の高等教育機関です。
1964年の創立以来、科学技術および工学の基礎から応用までを体系的に学べる5年間の一貫教育を通じて、実践力と創造力を兼ね備え、地球規模の視野で多様化する社会課題に柔軟に対応できる技術者の育成に力を注いできました。
今後も次世代を担う未来のエンジニア育成に努め、社会に貢献する教育機関として歩みを進めていきます。

茨城工業高等専門学校
【学校概要】学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構
茨城工業高等専門学校
所在地:茨城県ひたちなか市中根866
校長名:鈴木 秋弘
設立:1964年
URL:https://www.ibaraki-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関