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水戸にシフォンケーキ専門店 「おもてなし」コンセプトに

商品製造開発部長の小原和弥さん

商品製造開発部長の小原和弥さん

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 シフォンケーキ専門店「Oji’s chiffon Cake House(オジーズ シフォンケーキハウス)」(水戸市本町1、TEL 029-297-2227)が2月18日、常陽銀行下市支店近くにオープンした。

「カットシフォン」と「クリームサンド」

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 運営会社の「備前堀LAB」は2018年10月創業。商品製造開発部長の小原和弥さんが店舗デザインやキャラクター「おじい」のデザインを手掛け、同店をオープンした。

 店のコンセプトは「おもてなし」。小原さんは「シフォンケーキは、ほかの洋菓子と比べると素朴だが、実家や祖父母の家に帰省した時にごちそうを用意しているような『おもてなし』の気持ちを大切にしたいと思った」と話す。

 イメージキャラクターの「おじい」は小原さんが自身の30年後をイメージしてデザインしたという。「キャラクターは好評で、缶バッジやステッカーなどのグッズ展開もしている。見た目は素朴でも、おもてなしの心を感じられて、自分の大切な人には体に優しいものを口にしてほしいとの思いも込めた」とほほ笑む。

 シフォンケーキは、毎朝小原さんが市場に出向き選んだ茨城県産の野菜や果物を中心に、着色料や添加物を極力使わず一つ一つ手作りする。プレーン、ココア、抹茶、アーモンドなど10種類をそろえる「カットシフォン」(200円~)、カットシフォンにホイップクリームなどを挟んだ「クリームサンド(350円~)」10種類をラインアップする。季節商品の「クリームサンド(さくら)」は、卒業祝いなどに需要があるという。

 人気はホイップクリームの上にイチゴが乗った「クリームサンド(いちご)」やさまざまな茶葉を試し試行を重ねたという「カットシフォン(紅茶)」。小原さんは「食材そのものの味や香りを生かして作るのがこだわり。本当の素材のおいしさが感じられる」と話す。

 水越社長は「オープンして早々から近くの小学校の卒業祝いとしてシフォンケーキセットの利用があった。体に優しいからと、近所の方のリピーター利用も多い。地域の方に利用してもらえてうれしい」と話す。

 小原さんは「今後も今以上に茨城の食材を使って、味や香りを出せるようにしたい。地元の方はもちろん、県外の方にもシフォンケーキやキャラクターを通して茨城の魅力を伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。

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