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水戸「バンビ鞄工房」がリニューアル 「待ち合わせ場所」コンセプトに

リニューアルしたフロアで笑顔を見せる沼田社長

リニューアルしたフロアで笑顔を見せる沼田社長

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 水戸のランドセル・かばん販売店「バンビ鞄(かばん)工房」(水戸市笠原町)が4月25日、リニューアルオープンした。

教室に見立てたスペース

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 水戸市とつくば市に展開する同店。職人による手作りのランドセルと県内全域の学校指定バッグの製造、販売を手がけ、職人による手縫いのランドセルを中心にそろえる。

 今回のリニューアルは、隣接するコンビニエンスストアの撤退がきっかけ。店舗面積を1.6倍に増床し、1階にランドセルとスーツケースなどの旅行かばんの展示販売スペース、小学校の教室に見立てたスペース、ワークショップができるテーブル席、テラス席を設ける。教室に見立てたスペースでは、黒板や教卓、廃校した小学校から譲り受けた小学1年生サイズの児童用の机や椅子があり、撮影スポットとしても利用できる。選んだランドセルを背負った姿の撮影をはじめ、「小学校体験」として、ランドセルを開けて机に教材をしまったり、ランドセルをロッカーにしまったりする動作も体験できる。2階では、婦人用かばんを展示販売するほか、職人の作業工程が見学できる。

 社長の沼田邦郎さんによると、これまでの歴史の中での「旅行、入園、入学、就職と人生の転機には全部かばんがある。ランドセルなどの購入のタイミングには、店が3世代での待ち合わせ場所になっている」との気付きから、新たなコンセプトを「かばんを起点にした人をつなぐ待ち合わせ場所」に決めたという。 

 沼田さんは「かばんは通販でも購入できる時代だが、地域にある当店だからこそ持っている学校情報の提供や入学前の悩みサポートなどで寄り添えるほか、キッズイベントといった企画もある。単なる商品の販売店にとどまらない、人が集まり交流するような場を目指し、ライフバリューブランドとしていきたい」と先を見据える。

 営業時間は10時~18時。水曜定休(祝日は営業)。

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