地域の大学生による企画イベント「ゴールデンクリスマス」が12月20日、ほしいも神社(ひたちなか市阿字ヶ浦)で開かれる。
2022年に始まったひたちなか市の学生向けプログラム「ひたちなかBRIDGEプロジェクト」の一環。毎年、ひたちなか市内外で生活する地元出身学生と地域活性化やまちづくりに関心を持つ都市部学生が、共に同市の魅力と課題に向き合う。今回のイベントはそのうちの「地域×メディアコース」の取り組みとして、6人の学生が受け入れ企業の「NEXT・カワシマ」(ひたちなか市津田)と企画作りを行った。
会場となるほしいも神社は、2019年に堀出神社(ひたちなか市阿字ヶ浦)境内に創建した神社。当日は17時30分に学生手作りのクリスマスツリーの点灯式を行い、当日限定のおみくじ付き干し芋「フォーチュンほしいも」販売などを行う。
ひたちなか市企画調整課の国井純さんは「神社とクリスマス、おみくじと干し芋といった学生目線ならではの意外な組み合わせが魅力」と。当日は、ブリトーやホットドリンクなどを販売する「PONKEY」をはじめ、キッチンカー3店が出店。ほしいも神社境内の「cafe kuil(カフェクイル)」(ひたちなか市阿字ケ浦町)も営業する予定。
国井純さんは「今年の『地域×メディアコース』では、学生たち自身でコンテンツを生み出し、集客から実践まで行うことに挑戦している。8月に行った合宿ではアイデアが出なかったり受け入れ企業からのフィードバックを受けたりと産みの苦しみを経験しながら、この企画を練り上げてくれた」と振り返る。「最初はおとなしい印象だった学生が、徐々に主体的に提案や動きを見せるようになってきた。ゼロから一を作る難しさや楽しさを感じてくれたら」とも。
同市企画調整課の斉藤正史さんは「学生のアイデアを引き出してくれた受け入れ企業のカワシマさんや、快く協力してくれたほしいも神社、出店協力や協賛してくれる事業者など、学生の取り組みを後押しする地域のポテンシャルを感じられている。学生にとってもさまざまな交流の中で、地域への愛着を感じる機会になれば」と話す。
開催時間は17時~20時。入場無料。荒天中止。