ひたちなか市のほしいも神社(ひたちなか市阿字ヶ浦)で1月1日、初日の出が見られた。
「ほしいも神社」は、同敷地にある「掘出神社」の宮本正詞(まさのり)宮司が、2016(平成28)年に発案した、令和元年の日本初の神社。
御利益は「ホシイモノ(欲しいもの)はすべて手に入る」。笠間稲荷神社からの分霊も11月11日の午後1時と『1』にこだわるほか、社紋には「干し」と「星」をかけており、星の中にシワをつけ「ほしいも」を表現。鳥居は「ほしいも色」の「黄金」に着色し、大鳥居の沓石(くついし)を芋の形の八の字型にすることで「末広がり」を表し、験(げん)を担いでいる。
晴天で迎えた2025年元日。ダウンジャケットやマフラーなどで防寒した人々が集まり初日の出を待った。7時の気温は1度。
7時10分ころ、ほしいも神社の黄金色の鳥居の間から、力強い光を放ちながら太陽が姿を現すと、参拝客たちは初日の出を撮影するためにスマートフォンやカメラを手にして撮影した。連なる黄金の鳥居の参道が照らされると「きれい」「ご利益がありそう」といった声も聞かれた。
父親と参拝に訪れた近所に住む小学4年の男子児童は「毎年のように元旦に来ている。野球をやっているので、今年はもっと上手くなりたい」と笑顔で抱負を語った。
「堀出神社」境内ではサザコーヒーによるホットコーヒーや甘酒、豚汁がふる舞われた。敷地内にある「カフェクイル」は、早朝から特別営業。初日の出を見ようと集まった人々は、温かいココアやカフェラテなどを味わった。