国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)内「グラスハウス」と「記念の森レストハウス」の2カ所でで現在、冬を彩るアイスチューリップが5分咲きとなっている。
グラスハウスでは「晴れやか」をテーマに、黄色や赤色のチューリップ9品種約9300本を展示。太平洋を望む暖かい室内から、水面に鏡面反射した花風景を楽しむことができる。記念の森レストハウスでは「華やか」をテーマに、ピンク色や紫色を基調とした12品種約5200本を展示。同園広報担当者は「木漏れ日差し込む建物の周辺で、メルヘンチックな花風景が広がっている」と話す。
アイスチューリップは通常春に咲くチューリップの球根を特殊な方法で冷蔵処理し、夏から秋にかけて冬を疑似体験させることで、冬の開花を実現したもの。気温が低い冬は花持ちが良く、開花期間も長くなるという。同園広報担当者によると、見頃は1月中旬まで続く見込み。
両会場とも暖かい室内やテラス席で観賞できるほか、グラスハウスでは「ゆずりんご茶」、記念の森レストハウスでは茨城県産食材を使用した「抹茶ミルクぜんざい」などの冬季限定メニューと一緒に楽しむこともできる。
開園時間は9時30分~16時30分。入園料は、高校生以上=450円、65歳以上=210円、中学生以下無料。火曜休園。