
「パン工房ぐるぐる」(那珂市菅谷)が3月7日~9日に横浜赤レンガ倉庫で開かれた「パンのフェス2025 in 横浜赤レンガ」で「パンのフェスアワード2024」グランプリを獲得した。
茨城県内に3店舗を展開する同社は2022年に「究極の塩バターメロンパン」で「パンのフェスアワード」グランプリ、2023年には「ぱくぱく干し芋シュトレン」で「パンのフェスアワード」ゴールド賞を受賞。今回は昨年9月末から販売を始めた「サザコーヒー」(ひたちなか市)の「将軍珈琲」と奥久慈卵を使った「将軍珈琲と奥久慈卵のとろ~りクリームパン(330円)」でエントリーした。
栗原淳平社長は「サザコーヒーの鈴木太郎社長に将軍珈琲を紹介していただいた。コーヒーのトップブランドと地元コラボがしたいと考え、当店の看板商品『とろ~りクリームパン』とのコラボを企画した」と話す。「将軍珈琲」は深いりの特長を生かし、カスタードクリームと合わせることで濃厚なカフェラテのような味わいに仕上げたという。
「将軍珈琲はもともと砂糖とミルクを入れて飲む習慣から深いりにしているコーヒー。普通のカフェラテよりも濃厚なクリームになるのが特徴で、甘すぎず苦みもしっかりあり、子どもにも人気」と栗原社長。
パンのフェスを主催した「ぴあ」は「濃厚できめ細やかな甘みが特徴の将軍珈琲と、コクのあるとろ~りクリームの夢のコラボレーション。まろやかなカフェラテのような、深みのあるクリームパンに仕上げ2年ぶりにグランプリに輝いた」と評価。「開催前事前投票からも大人気で、会場でも連日大盛況だった」という。
アワードは事前投票と会場投票の総合ポイントから、グランプリ1店、ゴールド2店、シルバー3店、ブロンズ5店、特別賞「ぱんてな賞」1店を決定。9日に授賞式が行われた。
栗原社長は「サザコーヒーは私のロールモデル。パンのぐるぐる、コーヒーのサザコーヒーというコラボで、グランプリを目指した。これからも地域事業者と力を合わせて、地元を盛り上げたい」と意気込む。