「介護×医療×音楽で人生を楽しむ」をテーマとしたイベント「かいおんふぇす」が3月9日、水戸のライブスペース・ナインティイースト(水戸市米沢町)で開かれる。
実行委員会は、茨城県内の病院や施設で働くスタッフを中心に昨年結成。担当者は「医療や介護関係者以外の方にとっても、介護や医療について自分ごととして身近に考えるきっかけになってほしいと思った。同時に、医療や介護関係者同士の垣根を越えたい、谷を埋めたいという思いがあった」と話す。
出演するのは、2025年までに床擦れゼロを目指し全国で講演を行う大山瞳さん、「ibaraki school of body」代表で予防医療の普及活動をしている佐川修平さん、演劇で認知症の理解を深める活動を行う「劇団☆まる星(まるぼし)」の3組。放射線技師のメンバーも在籍する「THE HARVEST」をはじめ、県内を中心に活動するアーティストによるライブも行う。「音楽を聴きながら食べて飲んで学べるイベントとなっている」と鈴木さん。
鈴木さんは「一人一人を思って真剣に考えていることは一緒なのに、医療者から見た景色と介護職から見る景色というものがなかなかつながらないのも現実。現在、医療と介護の連携会議を各市町村で取り組んでいるが、良好に進んでいるばかりではない」と話し、「それなら友達になってしまえばいいじゃないかと思うようになった。今回のようなイベントを一緒に作り上げることで、絆が生まれ、さまざまな活動につながっていくのでは。来場者の方にとっても、楽しみながら学ぶことができる一日にしたい」と意気込む。
19時開場、19時30分開演。料金は前売り=2,000円、当日券=2,500円(いずれも1ドリンク付き)。