水戸の納豆会社「納豆」が7月10日の「納豆の日」に合わせ、直営の納豆ご飯専門店「令和納豆」をオープンする。現在、クラウドファンディングサイトを通じて支援者を募集している。
同社は昨年7月10日、水戸で創業した納豆バイオテックベンチャー。創業当初から、納豆ご飯専門店のオープンを掲げ準備を進めてきた。
店舗は、水戸駅北口のアーバンホテル2階となる予定。「地元の方が落ち着いて過ごせる空間」をコンセプトに、希望者による店内ディスプレー棚の商品陳列や、特定の時間帯で貸し切り料を無料にする事業計画もあるという。席数は、カウンター席6席、テーブル席18席を予定する。
社長の宮下裕任さんは「会社を創業した際に、店名は新年号+納豆にすると決めていた。新しい時代を納豆で水戸、茨城、日本を盛り上げたいとの思いから、関係者に意向を伝えながらこれまで準備してきた」と振り返る。
「新しい時代には心健やかにお互いを助け合う日本人らしい優しさに包まれる時代になってほしい」と宮下さん。「日本は世界各国がまねできない伝統文化が多くある。その理由の一つが日本人の器用さ。日本人らしさがこれからの私たちの明るい未来を創り上げていくのでは」と話す。
「クラウドファンディングのプロジェクトでは、新しい時代の誕生と新しい納豆の挑戦が交差していて、祝賀の意味も込めている。支援者へのリターン品も自信を持ってお薦めする物ばかり。一緒に店を作る仲間になっていただければ」と支援を呼び掛ける。