「第2回 水谷隼選手と卓球フェスティバル」が5月3日、アダストリアみとアリーナ(水戸市緑町)で開かれた。主催は「水戸456(ジゴロ)会」。
「水戸のまちをもっと元気に」を理念に昭和45年・46年生まれの同級生で組織する水戸456会では、「スポーツ」「食」「音楽」「芸術」をテーマに、地域活性化や教育文化振興の推進活動を行っている。これまで、ラグビー教室や、パナソニックパンサーズを招いたバレー教室を開いてきた。男子卓球日本代表の水谷選手を招く同イベントは今年で2回目。今回は県内外から3000人が参加した。
当日は、リオデジャネイロ五輪・銀メダリスト(男子団体)・銅メダリスト(男子シングルス)の水谷隼選手(木下グループ)、東海村出身で同五輪・銀メダリスト(男子団体)の吉村真晴(まはる)選手(名古屋ダイハツ)が来場し、卓球競技の技術や練習方法紹介、エキシビションマッチを行った。ドリームマッチ企画では、及川瑞基選手(専修大学)と大成女子高校2年の出澤杏佳さんも参加し会場を盛り上げた。
水谷選手は、今年1月に全日本選手権ジュニア女子シングルスで優勝した出澤選手に対し、「日本に比べると、人口の分、世界は60倍難しい。相当の覚悟が必要だが、頑張ってほしい」とエールを送った。
同会代表の松本寛さんは「一流選手のプレーを間近で見る貴重な機会。水谷選手のプレーをはじめ、茨城出身で活躍している選手を知ってもらうことで夢が実現できると知ってほしい。地域から出る選手の後押しができれば。今後もこのようなイベントを企画し、水戸に生まれてよかった、住んでよかったと思われる地にしたい」と笑顔を見せる。
千葉県から来場した根本藍花ちゃん(5歳)は「みんなかっこよかった。憧れの出澤選手のようになりたい」と目を輝かせていた。