予防医療イベント「PRESPO FESTA(プリスポフェスタ)」が6月15日、水戸のユードムアリーナ(水戸市南町)で開かれる。
主催は、障害予防事業を手掛ける「LAZO」代表で理学療法士の竹内靖揮さん、「イバスク」代表で嶋崎病院・理学療法士の佐川修平さん、フェニックス那珂・理学療法士の弓野拓也さん。3人は仕事をきっかけに出会い、意気投合し、成長期でケガをしやすく、運動神経が定着しやすい小学校高学年の時期にもっと体について知ってもらおうと企画した。
「プリスポ」は、「prevention sports=予防とスポーツ」を合わせた造語。ケガを予防し、楽しんでスポーツを継続できるようにとの思いを込めて付けたという。
佐川さんは「スポーツ少年団などはボランティアで運営していることも多く、メディカル面で充実しているとはいえない現状がある。そんな課題に体の専門家である理学療法士が関わることで、ケガの予防やパフォーマンスの向上につなげられれば」と話す。
当日は、「バランス」「すばやさ」「リズム」「やわらかさ」「きそ運動」「コーディネーション」「筋力」「ヨガ」のブースに分け、転がり運動や開脚回り、音に合わせた二重課題、バランスボール乗り、棒わたり、押し相撲、バトルロープなどを用意。好みに合わせた体験ができ、体の使い方や道具の使い方を楽しみながら習得できるという。そのほか、ヨガ教室やリズム運動、保護者が質問できるブースなども予定する。
佐川さんは「小学校高学年は成長期で、さまざまなトラブルが起きやすい時期。海外やほかのエリアでは小中学校にトレーナーや理学療法士がつき、スポーツをより楽しく安全にできる仕組みもある。このようなイベントの開催などを通し、茨城でも理学療法士などが学校教育に関わりながら、子どもたちがより長く健康的にスポーツができる形を目指したい」と意気込む。
9時開場、9時30分開始。参加無料。対象は小学校高学年と保護者、スポーツ団体などの指導者。