画家でアートプロデューサーの鈴木掌(つかさ)さんの個展「鈴木掌~笠間門前通り個展~」が現在、笠間の門前通りの5店舗を会場に開かれている。
鈴木さんは、つくばみらい市出身。2011年から青年海外協力隊や外務省日本NGO連携無償資金協力事業としてアフリカ・ルワンダにミシンを持ち込み、5年間で200人以上に洋裁を指導。帰国後、絵画制作を本格的に開始。アフリカの動物や人々や東アジアの龍・鳳凰などをテーマに、蛍光色を含む色彩を使い、ポップアート作品を制作している。そのほか、ライブペインティングや壁画・天井画、コーヒー画のワークショップを行っている。
パフォーミングアート集団「東京獣舎」を主宰し、県内外で活動するほか、継続してルワンダに出向き、子どもたちに絵画を指導。子どもたちの作品を日本やアメリカで販売し、その売り上げを子どもたちに還元する活動なども行っている。
主な作品に、山口不動産委嘱JR大塚駅北口壁画(2019年)、かさま歴史交流館井筒屋開館記念セレモニー制作作品(2018年)、駐日コートジボワール大使館建国記念日イベント制作作品(2018年)、日本国外務省アフリカ部長室内作品(2017年)、駐日スイス大使公邸制作作品(2019年)などがある。
笠間での個展は、昨年の「庭カフェKULA」での開催に続き2回目。同店店主の富田將人さんは「昨年の個展が終わった頃から、構想を練り始めた。次回はスケールアップして開催したいとの思いで開催にこぎ着けた」と話す。
今回は、「井筒屋」に書道家の笹島沙恵さんとのコラボ作品、「庭カフェKULA」に蛍光色を使ったサイケ画を中心とした作品、「八百屋カフェOkai」にコーヒーで描いたコーヒー画、「ベリーボタンコーラル」に動物作品、「KasamaSounds 信空館(民芸の里)」に鈴木さんがプロデュースするNeil Stalnakerの抽象画を展示する。
開催時間は11時30分~16時。7月28日まで。