ひたちなか市役所の「ごみの分別辞典」を紹介するツイートが、ネットで話題を集めている。
今月13日に、はちみつ干し梅さんが画像付きでつぶやいた「粗大ゴミを出そうとして分別方法を検索してたら、隣町の分別辞典がヒットして今笑ってる」というツイート。20日9時の時点で、1.1万リツイート、1.7万以上のいいねが付いている。
はちみつ干し梅さんによると、古くなった園芸用フェンスを捨てるために分別方法を検索していた所、ひたちなか市の分別辞典がヒット。ラップの芯「工作に使うと楽しいよ!」、ランドセル「6年間ありがとうの気持ちを込め、金具を外して出してください」といったほっこりするようなコメントが目についたという。他の語群も調べてみると、ユーモアあふれるコメントが多数見つかったため、ツイートした。
辞典には、ノートの「人目に触れたくない場合は、燃やせるごみでもかまいません・・・」と、どこか悲哀さを感じさせるもの、エレキギターの「古いギターでも、『ヴィンテージ』としてリサイクルショップで歓迎される場合があります」、ビールケースの「酒屋さんに返すといいことがあります」といった豆知識。マネキン(頭部のみ)は「極力、ひたちなか・東海クリーンセンターに直接持ち込んでください。ごみ集積所に出すと、大事件だと勘違いされる恐れがあります」といったものも。
レジ袋「お買い物にはマイバッグを」、牛乳パック「1リットルの紙パックを60枚、または500ミリリットルパック90枚で束ねてお近くの協力店、または廃棄物対策課へお持ち頂ければ、補助券を差し上げます。補助券10枚で図書カード500円分を進呈」といった情報も掲載されている。
ネット上では、「分かりやすい&ほっこりするいい説明ですね!間違った事は言ってないし、別に笑いを狙ってる訳でもないので、ただただイメージがいいです」や「このようなゆとりはほしい、茨城には理解のある焼却担当の方がいるのですね。」「隣町に住みたくなってきました」(以上、原文ママ)という声も上がっている。
ひたちなか市廃棄物対策課によると、同分別辞典は2008(平成20)年から少しずつ更新してきたもので、現在900点ほどを公開。
同市では、「ごみ分別辞典」のほか、地元の集会所へ出向いての「ふれあい講座」、小学生向けの「特別講座」を行うほか、産業交流フェアと同時開催の「消費生活展」では職員がさまざまなキャラクターに扮(ふん)し、ごみ分別や3R(リデュース・リユース・リサイクル)に関する演劇を披露するなどの活動も行っているという。
同市は「ごみへの関心を持っていただくため、分かりやすく、そして親しみやすく市民の皆さまにお伝えできるように心がけて掲載している。今後も続けていきたい」と話す。