茨城大学人文社会科学部の学生が「まちなかランチマップ」の制作を始め、現在、制作費の支援を募っている。
この企画は社会調査演習の一環。教授の田中耕市さんの指導の下、学生20人がテーマごとにチームに分かれ、それぞれランチマップと店舗紹介動画を制作し、デジタルサイネージで配信する。
テーマは、「あなたの知らない路地裏ランチ」「放課後スイーツパラダイス」「ひと目でわかる!友達と行きたくなるオシャレランチマップ」「“Machi”でつながるマップ」の4つ。20店ずつリストアップし、学生が交渉から取材、制作まで行う。対象は水戸駅北口~大工町のエリア。
同学科3年の小川文太さんは「街中(まちなか)で働く人やまち中に来る人から『どこでお昼ご飯を食べたら良いか分からない』という声がある。場所にかかわらず食事はどんな人でも必要で、共感できるもの。水戸の街中を楽しんでもらうことによる中心市街地の活性化が目的」と話す。
現在、取材を始めているという小川さんは「こんな所にこんな店があるのだと知ることも多い。個性豊かなメンバーなので、それぞれの感性がどう生きるか楽しみ」と話す。「支援の依頼で地域の企業を回る中、経営者の方とビジネス的な話をすることもできて刺激も受けている」と笑顔を見せる。
集めた資金は取材経費、マップ印刷費、機材購入費などに充てる。
小川さんは「人に薦めたくなるマップを作りたい。マップや動画を通して街中の魅力を発信できたら」と意気込む。
問い合わせは同大人文社会科学部総務課(TEL 029-228-8104)まで。