水戸芸術館「ACM劇場」(水戸市五軒町)が現在、地元舞台の音楽劇「夜のピクニック」のローカルキャストを募集している。
水戸で高校時代を過ごした作家・恩田陸さんの同名小説が原作の同舞台。2016(平成28)年に初演を行った。今年9月、同施設が開館30周年を迎えることから、記念事業として再演が決まった。
出演は、元宝塚歌劇団月組トップスター・剣幸(つるぎ みゆき)さん、茨城県出身で歌手・女優の吉川友(きっかわ ゆう)さん、水戸市出身で俳優・アーティストの加藤良輔さん、桜川市出身の声優・俳優・いばらき大使を務める安達勇人さん、歌手・女優の北川理恵さんの出演が決まっている。剣さん、吉川さん、加藤さんは2016(平成28)年に続き二度目の出演となる。
ローカルキャスト応募条件は、原作小説や映画を知っている18歳以上の男女(高校生不可)で稽古と本番(10回)全てに参加できる人。演技経験は問わない。主に高校生役として群衆シーンやコーラスでの参加となる。書類選考通過後、4月11日・12日どちらかの日程でオーディションを行う。
同館広報係の川崎麻里子さんは「『夜のピクニック』は、水戸の街の風景の中で揺れる高校生の淡い思いをリリカルに描く青春群像劇。地元を舞台にした作品に関わることで、地元に興味を持ち、盛り上げるきっかけになれば」と話す。
応募用紙は現在、「水戸芸術館」ウェブサイトでダウンロード配布している。応募締切りは3月20日の18時必着。郵便とメールで受け付ける。