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常磐大学のボランティア団体が「Fil2020」3位 社会のためにできることを

左から「TRICOLOR(トリコロール)」リーダーの大塚さん、関口さん

左から「TRICOLOR(トリコロール)」リーダーの大塚さん、関口さん

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 常磐大学の「TSSボランティア TRICOLOR(トリコロール)」が2月21日、「Fil(Field of invaluable learning)2020」で「応援したい団体」3位を受賞した。主催は「ラーニングバリュー」(東京都港区)。

「TRICOLOR(トリコロール)」

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 TRICOLORは、教職員と学生が協働し大学の活性化を目指すTSS(Tokiwa Student Staff)活動として2014(平成26)年度に発足したボランティア団体。3月4日現在、学生46人、教職員2人の計48人が所属。「できることを、できるときに、できるだけ」をテーマに、「社会のためにできることは何か」を学生主体で考え活動している。

 主な活動は、震災の風化防止や防災・減災意識の醸成を目的とした「震災復興支援活動」、児童・青少年の健全育成・支援を目的とした「子ども支援活動」、地域の活性化を目的とした「地域支援活動」、同学学生の支援を目的とした「学生支援活動」など。地域のイベントで観光コンベンション協会と連携し「水戸の梅まつり」で学生考案のおみくじの制作・販売を手掛けるほか、学内外を問わず幅広いボランティア活動を行っている。

 「Fil(Field of invaluable learning)」は、全国さまざまな学生組織の活動をシェアし、学び合うイベント。人や組織が学び合い、成長していくプロセスを通し、共に学びの価値を探求できる場として、2016(平成28)年から開催している。今年は、書類選考を突破した6団体が最終選考に出場。「組織のミッション、目的に向けて、団体としてどのような行動、工夫を行ったか」「組織として成長できた点や失敗した点、それによって学んだこと」など、活動を通した成長についてプレゼンテーションを行った。2017(平成29)年に「応援したい団体」3位を受賞し、2度目の受賞を果たした。団体の顧問で同大心理臨床センター統括、事務職員の関敦央さんによると、受賞理由は「PDCAサイクルを活かした活動や活動を通じた学びや成長が評価されたこと」だったという。

 TRICOLORリーダーで総合政策学科2年の大塚一矢さんは「団体として年数がたち、目的や意義を見失いがちな面もあった。応募が自分たちの振り返りにもなり、組織としての課題やメンバーの活動への思いを考えることができた」と話す。同2年でサブリーダーの関口文花さんは「他の大学の団体が抱える悩みや葛藤からの課題解決、成長までのプロセスを通して学ぶことができた。私たちの課題解決までのアクションも一例となれたら」と笑顔を見せる。今後は、スケジュールへの意識向上に注力する予定で、ワークショップ型の勉強会も進める。「5月には、こども支援プロジェクトも予定している。新たな取り組みの中で、メンバーからの提案を軸にした新たなプロジェクトも立ち上げていきたい」と、関口さん。

 大塚さんは「自分自身、トリコロールの活動を通して、まちなかにあるあらゆる表示への意識や視点の変化を感じるようになった。今後も、社会のためにできることは何かを主体的に考え、さまざまなボランティア活動をメンバーと共に継続していきたい」と意気込む。関さんは「大人でも目的を見失うことは多い。振り返りの中で、迷った時に目的に立ち戻る大切さに気付けたのでは。学生がこれまで当たり前にやってきたことが成長につながっていると感じている。今後も支援していけたら」と話す。

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