まちあるきイベント「徳川斉昭公の歴史を辿り一張一弛を体感する1日を」が3月22日、JR水戸駅北口ペストリアンデッキのお休み処前(水戸市宮町)をスタート地点に開催される。主催は「カタリベ茨城」。
同団体では、観光スポットごとのガイドの存在に着目。「1人のガイドが通して案内をするのも面白いのではないか」と同イベントを企画したという。水戸藩9代藩主・徳川斉昭の「時には厳格に、時には寛容に生きるべき」という儒学の思想「一張一弛(いっちょういっし)」を体感するツアーとして、水戸駅北口から弘道館、まちあるき、偕楽園を巡る。
当日は、「いばらき観光マイスターS級」「第52代 2014年水戸の梅大使」「第6期茨城空港応援大使」「いばらきスカイガイド」などの経歴を持つ伊王野求美(いおの・もとみ)さんがガイドを行う。
同団体ホストの巴翔さんは「水戸藩9代当主、徳川斉昭公は一張一弛を掲げ、文武両道、日本最大規模の藩校を作った。当時の暮らしのように、弘道館で学び偕楽園で休むという体験ができる1日となっている。水戸城大手門も2月に復元したばかり。市外の方にも知ってもらえたら」と話す。
伊王野さんは「こうしてガイドをさせていただくのも、一つのご縁なので喜んでもらえるようなガイドをしたい。私たちの茨城愛が少しでも伝わるものがあれば。不安はあるが、人の役に立てることが生きがい。少しでも水戸のまちが活性化するようなきっかけとなって、ゆくゆくは若い世代にもつながっていけたら希望になるのでは」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~15時。参加費は、一般=3,500円、学生=1,750円、小学生=500円(以上、昼食代別)。定員は15人。集合場所は、水戸駅北口土俵前。参加はウェブサイト「TABICA」フォームで受け付ける。