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笠間市が地元出身学生に生活物資支援 コメや市内事業所加工品を支給

「KASAMA BOX」を持つ笠間市農政課の職員

「KASAMA BOX」を持つ笠間市農政課の職員

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 笠間市が5月21日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う移動自粛やアルバイトなどができず生活に支障をきたす笠間市出身の学生に対して生活物資を支給する「KASAMA BOX」の発送を始めた。

笠間市出身の学生にコメや加工品を詰めた生活物資(一例)

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 市は5月14日、笠間市の農産物加工品等を詰め合わせた生活支援ボックスを発表。学生に送る生活物資は、全て笠間市にゆかりのある商品。生活物資「KASAMA BOX」の内容は、「コシヒカリ」2キロ、大粒栗のほくほくカレー(レトルトカレー)、カップラーメン、ドレッシング、ご飯の素、ジャム、チョコレート、おでんなど、市内事業所で作られた加工品等の詰め合わせと次亜塩素酸水。商品は在庫状況などで異なる。対象は、本人または親等が市内に住所のある、国内学校(大学、短期大学、大学院および専門学校)に在籍する2002(平成14)年4月1日以前に生まれた学生。学生が複数いる場合はそれぞれ申請が必要。1学生1回で、先着順で発送する。

 「KASAMA BOX」は、5月22日現在、350件の申し込みがあり、順次発送を開始。支援物資を受け取った学生の親族からは「子どもが喜んでいる」という感謝を伝える連絡もあったという。

 笠間市農政課の美留町徹さんは「外出もアルバイトもできない状況で不安な生活を送っているだろうと始まったプロジェクト。商品は、学生が扱いやすいよう加工品を中心にした。加工品も市内事業所の商品なので、これをきっかけに地域を知ってもらえたら」と話す。

 申請には、学生証のコピーか写真(画像ファイル)などが必要。申請書は、「笠間市役所」内のURLまたは農政課窓口で入手できる。ファクス(0296-77-1146)または窓口へ直接、「いばらき電子申請・届出サービス」で受け付ける。受付期間は6月11日まで。

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