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城里町役場で「青いベンチ」公開 地域おこし協力隊事業の一環で

(左から)「青いベンチ」を前にするアーティストの桐原さん、地域おこし協力隊の坂本さん

(左から)「青いベンチ」を前にするアーティストの桐原さん、地域おこし協力隊の坂本さん

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 城里町役場で現在、常陸大宮市出身のアーティスト桐原翔太さんの作品「青いベンチ」の展示が行われている。

「青いベンチ」

 同作は、城里町地域おこし協力隊の事業「古内地区アーティストハウスプロジェクト」の制作物として、アーティストの桐原さんが今年1月から手掛けてきたもの。

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 城里町地域おこし協力隊の坂本裕二さんによると、同プロジェクトは活用されていない空き家にアーティストが滞在し、創作活動や地域住民との交流によって地域活性化や移住交流促進につなげるという試み。

 作品は桐原さんが海や川で集めた流木を組み立て、アクリルで原色を基調に彩色。サイズは、横3メートル30センチ、縦1メートル20センチ、奥行き1メートル70センチ。作品名は「青いベンチ」。桐原さんによると、流木の組み立て、互いに座る形やカラフルな色使いが特長で、多様性や調和をイメージしたという。コンセプトは決めずに創作を進めていくのが桐原さんの制作スタイル。「他者との違いを認めて、それぞれが自分に合った道へ向かうことで、より良い未来が開けるのではないか」と考えながら、何度も流木を組み直し、色の塗り直しを重ねて完成にこぎ着けた。

 現在、同町古内地区の古民家に居住する桐原さん。桐原さんは常陸大宮市出身で、高校卒業後、富士山の山小屋やリゾートバイト、カメラマンのアシスタントなど多業種を経験。アートチームのマネジャーなどを務める中で、茨城での活動を思い立ち2016(平成28)年に帰郷。作家活動を開始。流木を使った創作活動が中心で、これまでにホロルの湯のアーチ制作などを手掛けるほか、笠間市の宮大工のもとで勉強を始めるなど自己研さんに励む。

 桐原さんは「座って楽しそうにしている人の笑顔がうれしい」と笑顔を見せる。「役場という公的な場所で多様性を感じることができるような作品となった。『これはこう』という限定的なメッセージはないので、難しく考えずに色や形の力に触れて、それぞれの感覚で楽しんでもらえたら」と話す。

 「地方だと選択肢が狭まりがち。これから先を担う子どもたちが自由に挑戦できるようなものになれば」とも。

 城里町地域おこし協力隊の坂本裕二さんは「これをきっかけに外から人が来てくれて地域の人とコミュニケーションを取ってくれることで良い地域になっていくのでは」と期待を寄せる。

 開館時間は、平日=8時30分~17時15分、土曜=8時30分~12時。日曜休館。7月13日まで。