JR常磐線勝田駅(ひたちなか市勝田中央)に現在、七夕のササ飾りが設置されている。
(左から)ササ飾りを前に、渡辺治幸駅長と発案者の立花舞子さん
七夕飾り設置の取り組みを発案した立花舞子さんによると、勤めている会社でウェブミーティングを行った際に、他地域での七夕飾りの取り組みを知ったことから「駅を利用するお客さまや地域の方に少しでも明るい話題を提供できれば」と企画を進めたという。
立花さんの勤務会社が掲げる「お客さま、地域の皆さまとともに心豊かな生活のために」という理念を基に、新型コロナウイルス影響下での「新しい生活様式」と共に「心豊かな生活」を願う。
6月下旬から準備を進め、「まち探検」で縁のあったひたちなか市立東石川小学校やひたちなか市に協力を呼び掛け。短冊を集めた。社員らで協力してササを用意し、装飾品作りや短冊の取り付けも手掛けた。設置と展示は7月3日から勝田駅コンコースで始まった。
短冊には、大谷明ひたちなか市長や小川一路水戸支社長などが願いを寄せたほか、東石川小からも6年生66人が願い事を寄せた。
「持久走で10位以内に入れますように」など、将来の夢を書いたもののほか、「小学校卒業までにコロナウイルスが終息していますように」「早くコロナが終息して世界中の人たちが幸せに暮らせますように」「沖縄旅行に行けますように」などの願い事が書かれている。
渡辺駅長は「『安心七夕ササ飾り』をきっかけに、より地域とのつながりが深くなった。着地型観光の呼び物になれば」と期待を寄せる。
ササ飾り設置は7月13日ごろまで行う予定。回収後はひたちなか市内にある掘出神社(ひたちなか市阿字ヶ浦)に奉納するという。