水戸ステーション開発が7月10日から、水戸駅(水戸市宮町)コンコースやプラムストリートで「納豆の日」にちなんだイベント「たべて、まもろう!わらつと納豆」を開く。
「だるま食品」「笹沼五郎商店」「水戸納豆製造」の「わらつと納豆」
水戸ステーション開発営業部担当部長の飯村あけみさんによると、同イベントは6月初旬ごろから企画。緊急事態宣言解除後、観光・土産産業の消費が低迷する中で水戸の土産物である「わらつと納豆」の存続が危ぶまれていることを知り「観光客が戻っていない中で、会社として何かできることはないか」と社内で話し合ったという。「だるま食品」「笹沼五郎商店」「水戸納豆製造」に協力を呼び掛け、開催にこぎ着けた。
期間中、水戸駅コンコースのミルスタ・いばらき地酒バー横で水戸市内の納豆製造業者3社の「わらつと納豆」販売を行う。「わらつと納豆」は、稲わらでの束に煮豆を入れて発酵させるという伝統的な製法の納豆。1本束=240円、3本束=760円。710円(税込)以上購入で、納豆製品1点を進呈するほか、1,000 円(税込)以上の購入で「エクセルみなみ」3階の天狗納豆・水戸納豆の店舗で使える10%OFF クーポンを用意する。納豆製品進呈は各日先着50人限定、クーポンは各日先着100人限定。
水戸駅プラムストリートのデリ&スイーツ特設会場には、イベント販売に合わせ「わらつと納豆」の歴史や製造工程を紹介するパネルのほか、わらつと納豆顔出しパネル、製造工程の動画などを設置。納豆関連のパンフレットも並べる。
SNS企画も同時開催する。水戸エクセルのインスタグラムかツイッターの公式アカウントをフォローし、展示ブースに設置のわらつと納豆の顔出しパネルで撮影した写真、納豆をおいしそうに食べている写真にハッシュタグを投稿した人10人に3,000円相当の「納豆ギフトセット」を抽選で贈呈する。
飯村さんは「若手社員の中にも『わらつと納豆』を食べたことがないという社員もいた。コロナで、あらためて観光・土産産業は観光客の皆さまに支えられていると実感した。イベントやSNSの企画とすることで、一時の支援ではない形で若い世代や全国の人に『わらつと納豆』を広く知っていただく機会になれば」と話す。
「『わらつと納豆』は地域の大切な資源。1束ずつ購入することで、3社の食べ比べなどが楽しむこともできる。水戸の名産品を存続するきっかけとなり、観光で水戸に来ていただく時に思いが伝わればうれしい」とも。
納豆販売は、10日=12時~18時、11日・12日=11時~18時。展示ブースは10時~20時。7月19日まで。SNS企画は今月31日まで受け付ける。