声優、俳優、音楽アーティストとして活動するいばらき大使・笠間特別観光大使の安達勇人さんが7月25日、ほんまや駐車場(笠間市笠間)で軽トラをステージにした野外ライブ「~HOME~in笠間」を開いた。
安達さんは、新型コロナウイルスの影響で売り上げ減に直面する県内の飲食店や土産店を応援しようと6月から「一日見習い研修ツアー」を企画し、7月18日に見習いツアーを終了した。
安達さんは「ほとんどのイベントが中止になってしまった今、少しでも笠間や茨城を盛り上げるきっかけになればと軽トラライブを企画した。ここからまた頑張っていこうという気持ちも込めた」と話す。
当日は、3月からユーチューブで配信を始めた新感覚軽トラ旅番組「安達勇人×軽トラ男子」企画の軽トラをステージにライブを行い、会場とオンライン合わせて約400人が参加した。「AYH」「みんなでWOW」「YUMENOTSUZUKI」「ポレポレさんちのあだちくん」「夢」「FANFAREFARE」「Roar」「CHOCO-MINT-BLUE」「STAND BY YOU」「ONE WAY」「あっかんべー」など全14曲を披露した。会場では、検温、消毒、マスクの着用、「いばらきアマビエちゃん」の登録のほか、2メートル間隔にコーンを設置しソーシャルディスタンスを徹底。感染防止対策を図った。安達さんのライブの特徴の一つであるファン同士の肩組みや声出しは禁止とし、無歓声で拍手と手ぶりのみの反応を送った。
安達さんは「笠間は僕のホーム。新型コロナ以降、最初のライブは笠間でやりたいと言ってきた。老若男女問わず、誰でも楽しんでいただきたかった」と話す。「ネットライブもすごく楽しいが、同じ空間で会場の熱量や思いを感じながら楽しめること、実際ファンの皆さまとお会いすることができて本当にうれしかった。今日こうして集まっていただいて胸がいっぱい」と話す。「ありがとう」と何度も感謝を口にする安達さんには、会場やライブ配信のコメント欄で拍手が送られた。
約半年ぶりに安達さんのライブに足を運んだという女性4人組は「このために仕事も自粛も頑張ってきた。安達さんがうれしそうで(自分も)うれしくなった」と喜びを見せる。「これまで当たり前にライブに行けていたので、こうして友達とも会えてうれしい」とも。
安達さんは「約半年ぶりの生ライブ。笠間市さんをはじめたくさんの方々の支えがあり新型コロナウイルス感染予防対策を徹底しながら開催する事ができた。ウィズコロナ時代と言われる今、ネットとイベントの融合で2020年も離れていても人と人がつながって、心に残る新たな展開を大切に創り出していきたい」と意気込む。
8月8日は「安達勇人スペシャルネットフルワンマンLIVE2020」、8月16日は「安達勇人フルワンマンLIVE2020~エンドロール~in彩の国さいたま芸術劇場」を行う予定。8月~9月21日の期間、「安達勇人軽トラLIVEツアー2020」として茨城県内の「まくらがの里こが」「グランテラス筑西」「笠間井筒屋広場」で軽トラライブも行う。